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ヤマト運輸、「小さな荷物」の2サービスを4月発売

2015年3月3日 (火)

ロジスティクスヤマト運輸、「小さな荷物」の2サービスを4月発売ヤマト運輸は3日、「小さな荷物」の宅配に適した対面配達サービス「宅急便コンパクト」と、投函サービス「ネコポス」を4月1日から発売すると発表した。

同社はメール便の廃止に伴い、小さな荷物の配送のニーズに対応する新しいサービスの開発と宅急便サイズの拡充を検討していた。

宅急便コンパクトは、小さな荷物を専用BOXで手軽に送れる宅配便で、法人、個人を問わずすべての顧客が利用できる。1994年に現行の6サイズ(60-160サイズ)となって以来、21年ぶりに宅急便のサイズを拡充し、60サイズよりも小さな荷物を送る際に便利なサイズを用意した。

セールスドライバーによる集荷と直営店、取扱店から送ることができ、段階的にコンビニエンスストアの協力を得てコンビニ店頭での取扱いも開始する方針。

専用BOXと専用薄型BOXの2種類の専用BOXを利用でき、全国の直営店と取扱店で販売、5枚以上の注文でオフィスや自宅へ配達する。専用BOXに入れば重量制限はない。

ネコポスは、宅急便レベルの翌日配達のスピード輸送と、配達時のタイムリーな情報提供で受け取りの利便性を高めた「小さな荷物」のポスト投函サービスで、通販事業者などの法人や団体、個人事業主の顧客と同社が契約した上で利用できるようになる。

サービスドライバーによる集荷、直営店からの発送に対応し、翌日配達のスピード輸送を実現。配達と同時にこれまでの投函サービスにはない「投函完了メール」を、送り主側で登録した届け先のメールアドレスに配信する。

在宅・不在にかかわらず配達状況がタイムリーに把握でき、都合のよい時にポストから荷物を受け取れるなど、受け取る顧客の利便性が向上する。全国どこから発送しても一律の料金を設定。数量などによって顧客ごとに決める。例えば月間100個を発送する場合、200円台半ばで利用できる。

取扱いサイズは、ポスト投函サービスを前提とするため、「角形A4サイズ」(31.2センチ×22.8センチ以内、厚さ2.5センチメートル以内、重さ1キロ以内)とし、荷物がポストに入らない場合には、配達せず持ち戻る。

宅急便コンパクトは通販事業者を中心に、宅急便コレクトなどの付加価値の高いサービスを追加していく方針で、取り扱い窓口も段階的に拡大を進め、個人顧客を含めて利便性向上に取り組む。

ネコポスは、フリマサイトなどとの連携を強化。送り状を発行し荷物を発送できる窓口の拡大や、出品者の顧客と届け先が住所などの情報を交換しなくても、サイト内でのやり取りだけで配送手配ができる仕組みなど、個人間取引の利便性向上に注力する。