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意図的な不適切処理なかったと結論

ロジネットJ、第三者委員会の報告書を公開

2015年3月9日 (月)

ロジスティクスロジネットジャパン(LNJ)は7日、「グループ間取引の適切性に疑義がある」との監査法人による通報を受けて設置していた第三者委員会から、6日に調査報告書を受け取ったと発表した。

同社が第三者委員会を設置、諮問したのは、2012年1月に買収した青山本店(現ロジネットジャパン西日本)の経営の混乱を立て直すために行った措置を巡る会計処理の適切性に関するもの。委員会の焦点は「意図的に不適切な会計処理が行われたかどうか」にあったが、調査報告書では「(LNJの社内文書に)意図的に不適切な会計処理を行おうとしたことを直接示すような記載は一切確認できなかった」と結論付けた。

また、LNJの経営陣の対処についても、「会計処理全般に対して誠実な対応をとっていたことがうかがえる」と記載し、不適切な会計処理があったこと自体は認定したものの、経営陣が意図的に不適切な処理に関与したことについては否定した。LNJでは今後、「できるだけ早く」再発防止策をまとめる方針。

一方、今回の調査報告書によって、旧青山本店の買収後にLNJグループに大きな混乱が生じていた事実が初めて明らかになっている。詳細は関連記事を参照。

■関連記事「ロジネットJ、旧青山本店買収がもたらした混乱
https://www.logi-today.com/151090