JILS中部、4月にホンダロジコムの通販センター見学会

イベント日本ロジスティクスシステム協会（JILS）中部支部は4月17日、ホンダロジコム小牧物流センター（愛知県小牧市）の現場見学会を開催する。同センターは2014年度の「物流合理化賞」を受賞した改善事例の舞台となったセンターで、ホンダロジコムの物流改善ノウハウを活用し、高品質で低コストな運営を実践している。

建物の倉庫面積は2150平方メートル（650坪）で、動物用医療フード、動物用医薬品をインターネットから受注し、個人宅へ発送する拠点として運用。取扱品目は1000アイテム、出荷量は月間3万件（10万個）で、15人で運営している。

顧客の通販企業の出荷業務で繁忙期の作業量に対応できず、日当たり出荷量に上限規制があり受注した日にすべて出荷できない事態となっていた。また、誤出荷による顧客満足度低下、賞味期限対応の管理ができず、トレーサビリティ対応もできない課題があったため、「誰でも簡単・確実に作業できる環境づくり」「賞味期限管理の仕組みづくり」に取り組んだ。

この結果、作業習得期間を6か月から3日に短縮し、対応可能出荷量を日量1100件から3300件へと3倍に引き上げた。これにより、品質クレームが133ppmから9.1ppmへ削減でき、賞味期限管理も賞味期限順の出荷、商品不具合時のトレーサビリティが可能な仕組みを構築した。

見学会の参加費は日本ロジスティクスシステム協会会員が1人6480円、会員以外は1万6200円となっている。定員は18人。

■申込先・プログラム内容の問い合わせ
公益社団法人日本ロジスティクスシステム協会中部支部
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