荷主TOPPAN(東京都文京区)は4日、製造日やロット番号などの情報をRFIDタグに直接記録できる国際標準規格「TDS2.0」対応のRFIDソリューションを開発したと発表した。島津製作所(京都市)がECDセルの在庫管理に採用しており、TDS2.0対応のRFIDタグとシステムの導入は、TOPPANによると製造業で国内初となる。
TDS2.0は、通常の商品コードに加え、150種類以上のアプリケーション識別子を使用できるタグデータ規格。シリアル番号や製造日、ロット番号などの詳細情報をタグ内に直接記録でき、世界で重複しない識別コードによる運用にも対応する。
タグを読み取るだけで必要な情報を確認できるため、マスターデータを参照するためのデータベース構築が不要となる。通信環境のない場所でも詳細情報を確認できるほか、異なる部門や企業のシステムをまたいだデータ連携やトレーサビリティーの確保につなげる。
島津製作所では、ガスクロマトグラフに搭載する電子捕獲型検出器「ECDセル」の在庫管理に採用した。ECDセルは、国が指定する表示付認証機器番号など多岐にわたるデータの管理と、トレーサビリティーの確保が必要とされる。今回の導入を通じ、異なる部門間や海外販社とのシームレスな情報連携を目指す。
TOPPANは、9月9~11日に東京ビッグサイトで開催される「第28回 自動認識総合展」の南3ホール「A-75」で、同システムと導入事例を展示する。10日15時20分から15時50分には、同会場で島津製作所とTDS2.0対応RFIDの活用について講演する。参加は無料で、事前予約が必要。
今後は、TDS2.0以降の規格にも対応したRFIDソリューションを、製造や医療などトレーサビリティーや高度な在庫管理が求められる分野へ展開する。
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