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仕入・物流業務システムの共有化など検討

紀伊國屋書店とDNP、出版流通の革新目指し新会社

2015年3月20日 (金)

荷主紀伊國屋書店と大日本印刷は19日、出版流通市場の活性化、新しいビジネスモデルの創出を目指す合弁会社「出版流通イノベーションジャパン」を4月1日に折半出資で設立すると発表した。

紙の書籍販売が縮小する厳しい状況が続く中、成長が期待されている電子書籍でも多くのプレイヤー間の競争が激化していることから、共同で出版流通市場活性化のための調査・研究、活性化施策や新規ビジネスモデルの立案に取り組む。

具体的な企画・検討テーマとしては、(1)仕入・物流業務システムの共有化・合理化・効率化(2)読者の利便性向上を目的とした電子・ネット書店のさらなるサービス強化(3)読者にとって使いやすいポイントサービスの構築(4)両社が保有する海外リソースを活かした新しいビジネスモデル(5)リアル書店とネット書店の相互連携による読者サービス向上――などを想定している。