ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

内航総連調べ

5月の内航輸送、火力発電定修で燃料輸送25%減少

2014年7月11日 (金)

ロジスティクス日本内航海運組合総連合会(内航総連)は10日、内航輸送動向調査の5月の結果を公表した。同月の貨物船輸送量は1751万トンで前年同月並み。鉄鋼が1%増となったものの、好調が続いていた燃料は火力発電所の定期修理に伴い25%減と大幅に減少、原料が7%減となった。

消費増税の反動減で紙・パルプが8%減となった一方、雑貨は輸出向け自動車関連部品の輸送で4%増と伸びた。自動車は消費増税に伴う駆け込み需要の積み残し分の輸送で10%増、セメントも復興需要、民需・官需の高まりを受けて9%増と増加傾向が続いている。

油送船の輸送量はエネルギー供給構造高度化法の影響で国内転送が増えたため、1008万6000キロリットル(1%増)と前年実績を上回った。このうち黒油は3%減、白油が4%増、ケミカルが3%減、高圧液化が前年並み、高温液体5%減、耐腐食9%増となった。