ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

安川電機、小型6軸多関節ロボットを開発

2015年5月28日 (木)

荷主安川電機、小型6軸多関節ロボットを開発安川電機は28日、小物部品の組立・ハンドリング、電気・電子部品の配膳・挿入などに適用可能な小型6軸多関節ロボットを開発した、と発表した。

ロボットは研究開発段階だが、6月から新本社(福岡県北九州市)のロボット村・安川電機みらい館で展示する。将来のフレキシブルな生産システム構築に向け、社内の生産システムへの適用を通して機能検証を行い、実用化する方針。

同社の小型ロボットは、可搬質量500グラムで最大リーチ246ミリ、質量4.3キロの小型軽量を実現。抱えて持ち運びができる大きさで、卓上据付が可能。従来の最小機種のロボットと比べ、動作加速度が2倍以上、特定動作のタクトタイムを25%短縮した。高速動作で組立、配膳、部品挿入などに使用できる。

また、繰り返し位置決め精度はプラスマイナス0.02ミリ(参考値)で、ロボットハードウェアごとの個体差が少ないため、ロボットの置き換えが動作プログラムのコピーのみで完了し、ティーチング補正はほとんど必要ないという。

主に小物部品のハンドリングや組立、電気・電子部品の配膳・挿入など、人との共存・協同作業をする設備などに使用されることを想定する。