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トンガ大型輸送船専用ふ頭整備で33億円無償資金協力

2015年6月10日 (水)
トンガ大型輸送船専用ふ頭整備で33億円無償資金協力

(出所:外務省)

国際トンガの首都ヌクアロファで10日、沼田行雄駐トンガ大使とサミュエラ・アキリシ・ポヒヴァ首相兼外務貿易相兼教育訓練相が、33億2000万円を限度とする無償資金協力「国内輸送船用埠頭改善計画」に関する書簡を交換した。

この計画は、同国のトンガタプ島ヌクアロファ港で大型国内輸送船専用の埠頭の整備を行うことにより、混在している貨物と貨客国際線と国内線を明確に分け、本来の港湾機能を回復して安全性の確保、国内輸送荷役作業の効率化を支援する取り組み。

5月22日、23日に福島県いわき市で開催された第7回太平洋・島サミットで日本政府が支援を表明した重点分野「持続可能な開発」につながる協力として実施する。

計画完了後は、日本が過去に支援した離島間連絡船「オトワンガ・オファ号」が新設される大型国内輸送船用の埠頭を使用することになっており、外務省は「過去の無償資金協力事業との相乗効果も期待される」としている。

トンガの面積は対馬とほぼ同じ720平方キロで人口10.5万人。国民一人当たりの国民総所得(GNI)は5450米ドル(2013年世銀調べ)となっている。