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日本機械輸出組合調べ

機械輸出額6.6%減、12か月連続マイナス

2016年11月18日 (金)

調査・データ日本機械輸出組合(JMC)は17日、9月の機械貿易動向を発表した。機械輸出額は3兆9550億円で前年同月と比べて6.6%減り、12か月連続で減少した。

9月の減少は韓国・台湾向けを除いた 5地域向けで伸び率がマイナスとなったこと、自動車、電子ディバイス、軽電気機械など主要な21輸出業種のほとんどがマイナスとなったことによるもの。為替・営業日要因が4.3%の減少寄与要因だったことを考慮すると、実質的な伸び率は2.4%減と2か月連続でマイナスとなった。

輸入額は1兆9028億円で9.9%減となり、11か月連続で減少した。

輸出額の地域別では、北米向けが7.6%減、中国向け(12.8%減)、ASEAN・南アジア向け(8.3%減)、EU向け(3.3%減)、韓国・台湾向け(8.6%増)、「その他地域」向け(6.2%減)――と5地域で減少。

業種別では機械輸出額の37%を占める自動車(5.4%減)をはじめ、8%を占める電子デバイス(11.8%減)など18業種がマイナスとなり、このうち二桁減の業種も8業種あった。

JMCでは10月の輸出について「為替・営業日要因は12.9%の減少寄与要因となる」としているが、11月9日発表の貿易統計によると、10月上中旬の全商品輸出は7.6%の減少だった。