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開幕まで1か月 Infor Business Innovation Day 2015

2010年7月31日 (土)

サービス・商品企業のITを担う情報システム部門や経営層に求められるもの――。この問いに対する答えを揺るがせにして組織や事業の革新はありえないが、その根幹を理解している企業は残念ながら少数派だ。多くはテクノロジーへの理解だと考えるが、それだけでは届かない。実際には既存のIT資産の維持に汲々としている企業が少なくないのではないか。

インフォア-01

業種・業態によって一様でないものの、組織や事業の革新、成長につなげている企業を貫く共通点として、「個々の組織や事業の成長に寄与できるIT環境を自ら『見極める力』と『チャレンジ』」だと言い切るインフォアジャパン(東京都千代田区)がこの夏、いくつかの業態にフォーカスして一大イベントを開催する。

開幕まで1か月 Infor Business Innovation Day 2015

同社が8月28日、パレスホテル東京(東京都千代田区)で「Infor Business Innovation Day 2015」(インフォアビジネスイノベーションデー2015)の名を冠して開催するこのイベントでは、業種、業務ごとに16のセッションを企画。同一会場内の4ルームで並行開催されるそれぞれのセッションには、必ずセミナータイトルに対する「答え」が用意されているのが特徴となっている。

いずれも、これからのIT動向を知る上で欠かせないテーマが設定されているが、中でもLogisticsToday編集部がおすすめする受講コースは、次の4セッションだ。

1. 工場システムの海外展開 -この15年間の活動の教訓 - 【公開済み】
2. 中国・アセアンで収益を上げる!海外拠点で利益を上げる経営管理基盤
3. 物流激動時代に求められるWMS(倉庫管理システム)とは
4. 情シス部門責任者が語る!ケイト・スペードのAWS全面構築事例 ~ERPを含めたAWS移行の経緯、ポイント~
5. 日立の主任技師が語る、メキシコの自動車部品拠点支えるERP最新動向 NEW


inforBID201501おすすめ対象業種:生産拠点の標準化を目指す製造業
講演テーマ
「工場システムの海外展開 -この15年間の活動の教訓 -」

建設機械メーカーで世界2位のシェアを持つコマツは、建機の稼働時間を遠隔監視するなど、システム面の機能を強みとしている。同社の経営方針は「生産とコストの分離」。

売上が増えてもそれ以上にコストが増えては会社が儲からない、という考えに基づいて、同社がグローバル生産体制を運営する上で、2000年以前から取り組んできたのが工場システムのグローバル標準化だ。

世界に広がる同社の生産拠点は40か所に及んでおり、このうち商品開発機能を兼ね備えるマザー工場は米州に1拠点、欧州・CISに4拠点、日本に4拠点の9拠点。このほかに販売拠点30か所、パーツセンター50か所、リマン・リビルドセンター13か所を展開している。

これらの拠点をコントロールしながら進める標準化は、単にシステムを導入して終わるものではなく、失敗と成功の積み重ねが重要で、実際に同社は導入後も標準化レベルを上げ続けていく取り組みを徹底している。

このセッションでは、同社情報戦略本部ソリューション部を率いる皆川良一氏が、15年以上に及ぶ標準化活動を振り返り、功を奏したこと、失敗したことを中心に「教訓」としてまとめる貴重な講演となる。

■詳細・参加申込みサイト
https://www.entryweb.jp/inforevent/