ロジスティクスリンコーコーポレーションが3日発表した4-6月期連結決算は、輸入貨物の減少によって主力の運輸部門が減収となったものの、作業効率の向上で作業費を圧縮し、全社営業利益が46.7%の増益となった。売上高経常利益率は前年同期の2.5%から3.8%へと1.3ポイント改善した。
運輸部門は、一般貨物の取り扱いが好調に推移したのに対し、実入りコンテナ貨物は円安の影響で輸入貨物が減少、自社の運輸部門と運輸系子会社を合わせた港湾運送事業の船内取扱数量が1.1%減の151万6000トンと伸び悩んだ。利益面では作業効率の向上を図り、作業費の圧縮に取り組んだ結果、46.7%の増益につなげた。
[リンコーコーポレーション]2016年3月期第1四半期連結決算(単位:百万円)
2016年3月期第1四半期 | 2015年3月期第1四半期 | 増減 | |
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売上高 | 4,183 | 4,349 | -3.8% |
営業利益 | 157 | 107 | 46.7% |
経常利益 | 180 | 122 | 47.4% |
当期純利益 | 111 | 41 | 170.2% |