荷主常石造船(広島県福山市)は17日、同社グループの常石集団(舟山)造船で4万5300メトリックトン型ばら積み貨物船「ノルウェーパール」を竣工し、船主に引き渡したと発表した。
常石造船が1990年代に累計69隻の建造実績を持つ4万5000トン型ばら積み貨物船「TESS45」の後継として、11年に開発した「TESS45BOX」の5隻目。
TESS45より3メートル短い全長183メートルと、よりコンパクトなサイズで柔軟に寄港地を組み合わせることができる船型で、新たに採用したボックスシェイプ(箱型貨物艙)で、ばら積み貨物のほかパルプや鉄鋼製品の輸送にも適する汎用性の高さが特徴。
■ノルウェーパールの概要
船種: | 4万5300MT型ばら積み貨物船「TESS45BOX」 |
船名: | ノルウェーパール |
長さ(メートル): | 183 |
船幅(メートル): | 30.4 |
深さ(メートル): | 16.5 |
載貨重量トン: | 4万5224メトリックトン |
総トン数: | 2万7700 |
主機: | M.A.N.-B&W 6S50MC-C8.2 |
航海速力: | 14.5ノット(常用出力) |
建造工場: | 常石集団(舟山)造船 |