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関西空港に大規模「食」輸出施設がオープン、国内初

2015年8月25日 (火)

フード関西国際空港で今月31日、国内の空港で初めての大規模食輸出施設がオープンする。

同空港の国際貨物地区に、航空集配サービスが日本の食材輸出に特化した施設を新たに整備しているもので、日本食材の輸出に特化した初の施設として注目される。

関西空港に大規模「食」輸出施設がオープン、国内初

(出所:新関西国際空港)

航空集配サービスは、関西国際空港の国際貨物地区に国内空港で最大級の生鮮上屋を設置しており、今回の輸出上屋、既存の生鮮集配送網と合せて、食材の輸出入、輸送サービスの支援体制を強化する。

施設は国際貨物地区第1輸出ビル内の3700平方メートルの区域に、15度帯(18-22度3室・925平方メートル)、5度帯(1-10度1室・297平方メートル)、マイナス20度帯(マイナス1-マイナス20度1室・100平方メートル)と、外気温の影響を受けにくくする前室を含め、1500平方メートルの定温庫を設置。食材以外の保冷貨物や一般貨物も取り扱う。

1500平方メートルの定温庫を備えた大規模輸出保税上屋を整備し、将来的には上屋内で軽めの食品加工作業やハラール対応施設としての認証取得も視野に入れる。