荷主ローソンは26日、全国の1000店舗のローソンで9月28日から専用の商品棚を段階的に導入し、書籍の販売を拡大すると発表した。
全国の書店数が2003年の2万880店から13年には1万5602軒へと、10年間で25%減少していることを受け、身近なコンビニエンスストアで書籍を販売することで顧客の利便性を高める。
まずは、設置が可能で売上が見込める1000店舗に段階的に導入する。通常のローソン店舗では、コミックを除く書籍を10-20アイテム程度販売しているが、今回導入する書籍販売専用の商品棚では、小説文庫や雑学文庫、ビジネス書、料理・健康の実用書など、「人気の本」75アイテムを取り揃える。
14年6月から秋田県や千葉県などの一部店舗で専用の商品棚で書籍販売を行った結果、雑誌と書籍を合わせた売上高は1割増加。共通ポイントサービス「Ponta」の購買データ分析で、書籍を購入した顧客の来店リピート率(再来店の確率)が通常の顧客より20ポイント高く、来店客数の増加につながることがわかったという。