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DHLサプライ、国内倉庫に無人搬送車を初導入

2015年9月29日 (火)

ロジスティクスDHLサプライ、国内倉庫に無人搬送車を初導入DHLサプライチェーン(東京都品川区)は29日、国内倉庫に無人搬送車(AGV)を初導入したと発表した。AGVは、製造現場で原材料や製品などの運搬に広く使用されているが、物流企業では人手による作業が多く、同社は効果を検証した上で導入台数の増加を検討する考え。

導入したAGVは豊田自動織機製の「キーカート」で、7月に導入後、試運転を経て、8月中旬からDHLサプライチェーンの倉庫で稼働している。定格荷重100キロ(けん引質量500キロ)、最高分速50メートルの性能を持つAGVは、倉庫内のピッキングエリアと梱包・出荷エリア間の荷物運搬で使用している。

作業効率の向上で一日の出荷量が増加しただけでなく、省力化にも寄与。効果は年間785時間に相当し、繁忙期ではさらに大きな効果を見込んでいる。

同社は今月実施する倉庫内レイアウト変更に伴い、AGVの停車場の追加設置や返品物流業務への展開などの改善活動を進め、詳細な改善効果を評価した上でAGVの追加導入を検討する。

また、作業効率、顧客満足度のさらなる向上を目指し、すでに物流業界で使用されているウェアラブルデバイスなどの最先端テクノロジーも積極的に検討・採用を進める。