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8月の原油輸入の中東依存度5.6ポイント減少

2015年9月30日 (水)

調査・データ資源エネルギー庁が30日に発表した8月の石油統計速報によると、8月の原油輸入量は1722万kl、前年同月比4.3%増で2か月連続の増加となった。

輸入量はサウジアラビア(592万kl、22.6%増)、アラブ首長国連邦(429万kl、4.9%減)、カタール(177万kl、15.4%減)、ロシア(120万kl、29.5%増)、クウェート(94万kl、22.1%減)――の順で多かった。

同月の中東依存度は82.1%で、前年同月に比べて5.6ポイント減と2か月連続で前年を下回った。

燃料油の生産は1583万kl(5.9%増)で5か月連続の増加。油種別ではガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油が増加し、灯油、A重油、B・C重油が減少した。

燃料油の輸入は288万kl(0.2%増)と3か月ぶりに増加した。輸出は310万kl(37.6%増)で5か月連続の増加となった。

国内販売は1476万kl(3.1%増)と5か月連続の増加。ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油は前年を上回ったが、A重油、B・C重油は前年を下回った。在庫は1103万kl(1.4%減)で4か月ぶりに減少した。ナフサ、ジェット燃料油、灯油は増加したものの、ガソリン、軽油、A重油、B・C重油は減少した