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コーセー、山梨・南アルプス工場が本格稼働

2026年7月10日 (金)

荷主コーセーホールディングス(東京都中央区)は9日、山梨県南アルプス市で、コーセーとして国内3カ所目の生産拠点となる「南アルプス工場」を本格稼働したと発表した。同日、稼働式を実施した。

▲水素トレーラー(出所:コーセー)

同工場は、中長期ビジョン「Vision for Lifelong Beauty Partner―Milestone2030」の達成に向けた生産体制強化の一環として建設した。化粧品製造に欠かせない山梨県の豊富な水を活用するとともに、県産のグリーン水素や県営水力発電由来のCO2フリー電力を採用し、エネルギーの地産地消モデルを推進する。

化粧品製造に必要な熱エネルギーには、山梨県が推進する「やまなしモデルP2Gシステム」により、米倉山電力貯蔵技術研究サイトで製造されたグリーン水素を活用する。2040年までに、熱源を従来の化石燃料から段階的に100%水素へ転換する計画だ。

(出所:コーセー)

県営水力発電由来の電力に加え、太陽光による自家発電も行う。建設工事で使用するエネルギーのすべてを水力発電由来のCO2フリー電力で賄った事例は、同社によると全国初となる。

生産面では、働く人を中心に考える「ヒューマンファースト」を掲げ、過酷な作業の機械化やアシスト設備の導入により、安全で高効率な生産体制を構築した。

稼働式では最新の生産ラインを披露したほか、山梨大学と共同で進めてきた、工場敷地内で採取される水の由来に関する研究発表も行った。同日15時頃には、同工場で生産した最初の製品をトラックに積み込み、全国へ向けて出荷した。

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