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2月の石油統計速報

原油輸入の中東依存度82.4%、4か月ぶりに上昇

2015年3月31日 (火)

調査・データ資源エネルギー庁が3月31日に発表した2月の石油統計速報によると、2月の原油輸入量は1627万kl、前年同月比7.5%減と4か月連続で前年を下回った。

輸入量はサウジアラビア(536万kl、1.5%減)、アラブ首長国連邦(370万kl、8.9%減)、ロシア(142万kl、17.9%減)、カタール(141万kl、37.2%減)、クウェート(115万kl、8.9%増)――の順で、クウェート以外は前年から減少した。

同月の中東依存度は82.4%で、前年同月に比べて0.3ポイント増と4か月ぶりに上昇した。

燃料油の生産は1569万kl(2.1%増)と4か月ぶりに増加した。油種別ではガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、灯油、軽油、B・C重油は前年を上回ったが、ジェット燃料とA重油は減少した。

燃料油の輸入は281万kl(9.7%減)と2か月連続で減少した。輸出は246万kl(6%増)で4か月連続で増加した。

国内販売は1702万kl(1.1%減)と11か月連続で減少。ガソリン、ナフサ、ジェット燃料油、軽油は前年同月を上回ったものの、灯油、A・B・C重油は下回った。在庫は968万kl(2.6%増)で6か月連続でプラス。ナフサ、灯油、B・C重油は増加したが、ガソリン、ジェット燃料油、軽油、A重油は減少した。