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双日・宇部マテリアルズ、中国で石灰製造に参画

2011年8月18日 (木)

産業・一般双日と宇部マテリアルズは17日、中国安徽省の石灰製造会社・青陽海億鉱業化工有限公司(池州市青陽県)に出資し、中国で石灰製造事業に参画すると発表した。

 

両社は、青陽海億社の親会社、香港順遠投資有限公司と共同で新規に持株会社サンライムリミテッドを設立し、2社の出資比率を51%(双日43.77%、宇部マテリアルズ7.23%)とする。出資額は合わせて850万ドル(約7億円)。

 

石灰製品の世界需要は、2009年で約3億トン、およそ2兆円を超える市場規模と見込んでおり、この内約2億トンが中国の需要。中国では石灰製品の市場が年率約10%で拡大しており、インド・ASEANなどほかの新興国でも需要が拡大していることから、16年の世界需要は09年比で倍増の6億トンに達するとみられている。

 

双日と宇部マテリアルズは、同工場で生産した石灰製品を中国国内の工業地域で販売し、一部製品は韓国、台湾などへの輸出も行う。青陽海億社は、今後3年以内に現在の年間12万トンから年間30万トンへ生産を拡大する計画で、その後5-10年以内には70万トンまでの拡張を進める考え。

 

両社は、さらにアジア地域への事業拡大を検討しており、インドや東南アジアなどでも生産拠点を拡大し、最終的に、アジア地域でのトップシェアを目指すとしている。