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大阪港、外貿貨物取扱量が6か月ぶりに増加

2015年11月30日 (月)

国内大阪市は30日、8月の港湾統計月報を公表した。同月の入港隻数は1851隻(前年同月比2.2%減)、総トン数は911総トン(6.1%増)で、このうち外航フルコンテナ船は292隻(6.6%増)、内航フェリー船は161隻(14.8%減)となった。

総取扱貨物量は657万トン(2.7%減)。外貿貨物は286万トン(2.7%増)と6か月ぶりの増加、内貿貨物は371万トン(6.5%減)で11か月連続の減少となった。

外貿貨物のうち、輸出は77万トン(8.1%増)。産業機械(9%減)、鉄鋼(91.3%減)が減少したものの、韓国、アラブ首長国連邦、台湾の取扱いが増加した鋼材(11.6%増)や中国、台湾の取扱いが増加した電気機械(30.7%増)、中国、中国(香港)の取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(13.4%増)などが増え2か月ぶりの増加となった。

輸入は209万トン(0.9%増)で、製材(10.8%減)や染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(2.7%減)は減少したもののベトナム、韓国、中国の取扱いが増加した衣服・身廻品・はきもの(4.7%増)やマレーシア、タイの取扱いが増加した製造食品(16.3%増)、中国、中国(香港)の取扱いが増加した家具装備品(3%増)などの増加により、6か月ぶりに増加した。

外貿コンテナ貨物は、輸出が62万トン(8.4%増)と2か月ぶりの増加、輸入が192万トン(0.6%増)と6か月ぶりの増加となり、月間取扱量は254万トン(2.4%増)だった。コンテナ個数は、輸出が8万TEU(5.4%増)、輸入が9万2000TEU(0.6%増)で、月間取扱個数は17万1000TEU(2.8%増)と伸び、6か月ぶりの増加。

内貿貨物は、移出が166万トン(6.5%減)、移入が205万トン(6.5%減)で11か月連続の減少となった。

フェリー貨物は241万トン(12.1%減)で11か月連続の減少、乗降人員は12万人(4.9%減)。