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大阪港、外貿貨物取扱量が5か月ぶり増加

2016年11月14日 (月)

調査・データ大阪市はこのほど、7月の大阪港の港湾統計月報を公表した。総取扱貨物量は690万トン(前年同月比5.1%増)で、このうち外貿貨物は289万トン(3.8%増)と2か月ぶりの増加、内貿貨物は401万トン(6%増)と10か月連続の増加となった。

入港隻数は1959隻(1.2%増)、総トン数は948万総トン(9.7%増)で、このうち外航フルコンテナ船は296隻(2.1%増)、内航フェリー船は161隻(1.9%増)。

外貿貨物のうち、輸出は79万トン(7.6%増)となり、韓国の取扱いが増加した鋼材(16.4%増)やタイ、中国(香港)、シンガポールの取扱いが増加した再利用資材(17.8%増)、豪州、シンガポール、中国の取扱いが増加した産業機械(16.1%増)などが伸び、5か月ぶりに増加した。

輸入は、210万トン(2.4%増)。鋼材(22.5%減)や金属製品(8.6%減)は減少したものの、韓国、中国(香港)、中国の取扱いが増加した衣服・身廻品・はきもの(1.5%増)やカナダの取扱いが増加した製材(8.9%増)、タイ、台湾、ベトナムの取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(2.9%増)などにより2か月ぶりに増加した。

外貿コンテナ貨物は、輸出が65万トン(4.4%増)と3か月ぶりの増加、輸入が186万トン(0.7%増)と2か月ぶりの増加となり、月間取扱量は251万トン(1.6%増)だった。コンテナ個数は輸出が7万6000TEU(11.8%増)、輸入が8万9000TEU(0.6%増)で月間取扱個数は16万5000TEU(5.5%増)となり、2か月ぶりの増加となった。

内貿貨物は、移出が172万トン(3.9%増)と6か月連続の増加、移入が230万トン(7.6%増)で10か月連続の増加。

フェリー貨物は262万トン(8.1%増)で7か月連続の増加となり、乗降人員は7万7000人(39.7%増)となった。