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大阪港、7月の総取扱量3.4%減、外貿貨物5か月ぶりに減少

2014年10月29日 (水)

調査・データ大阪市がまとめた7月の港湾統計(速報値)によると、総取扱貨物量は734万トン(前年同期比3.4%減)、このうち外貿貨物は321万トン(1.3%減)と5か月ぶりの減少となった。内貿貨物は413万トン(5%減)で9か月ぶりの減少。

外貿貨物のうち、輸出は77万トン(1.5%増)で電気機械(15.1%減)や産業機械(6.6%減)が減少したものの、中国(香港)、タイ、ベトナムの取扱いが増加した再利用資材(22.7%増)や韓国、アメリカの取扱いが増加した鋼材(10.7%増)、台湾、タイの取扱いが増加した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(2.7%増)などが増え、4か月連続の増加となった。

輸入は、244万トン(2.2%減)で、産業機械(57.1%増)や電気機械(3.9%増)が増加。中国の取扱いが減少した衣服・身廻品・はきもの(8.8%減)や韓国、カナダの取扱いが減少した製材(32.5%減)、インドネシア、マレーシア、アメリカの取扱いが減少した染料・塗料・合成樹脂・その他化学工業品(2.8%減)などの減で2か月ぶりに減少した。

外貿コンテナ貨物は、輸出が62万トン(0.9%増)と16か月連続の増加、輸入が213万トン(4.2%減)と2か月ぶりの減少となり、月間取扱量は276万トン(3.1%減)だった。コンテナ個数は輸出が8万2000TEU(5.6%減)、輸入が10万2000TEU(6.1%減)で月間取扱個数は18万4000TEU(5.9%減)となり、2か月ぶりの減少となった。

内貿貨物は移出が183万トン(3.9%減)で2か月ぶりの減少、移入が230万トン(5.9%減)で9か月ぶりの減少。入港隻数は2017隻(5.7%減)、総トン数は911万総トン(5.5%減)となり、このうち外航フルコンテナ船は298隻(5.4%減)、内航フェリー船は188隻(2.6%減)だった。

フェリー貨物は277万トン(4.4%減)で9か月ぶりの減少となり、乗降人員は6万人(12.1%減)となった。