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三井造船、シリーズ10隻目の6万トン型貨物船完成

2016年3月7日 (月)

荷主u4qq5qr8三井造船は4日、玉野事業所(岡山県玉野市)で建造していたリベリア・レプタシッピング社向けの6万重量トン型ばら積み貨物運搬船「ノルドボスポラス」が完成したとして、同事業所で引き渡した。

ノルドボスポラスは、三井造船の環境対応・低燃費船シリーズのひとつで、6万重量トン型バルクキャリアー「ネオ60BC」の10番船。

4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーであり、1サイズ小さい「56BC」の使い勝手を踏襲。従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、56BCから大型化しながらも、港湾や航路の汎用性を維持している。

石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆をはじめとしたバラ積み貨物のほか、長尺物やホットコイルなどの半製品輸送にも対応する。船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮した。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):32.25m
深さ(型):18.5メートル
総トン数:3万4589総トン
載貨重量トン数:6万457メトリックトン
主機関:三井-MAN B&Wディーゼル機関 6S50ME-B9.3(1基)
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:25人
船級:NK
船籍:パナマ
引渡日:2016年3月4日