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ロジスティクス日本政策投資銀行は22日、三ツ輪運輸（北海道釧路市）に対し、「BCM格付」と「地域元気プログラム」両方に基づく融資を実施したと発表した。
三ツ輪運輸は、釧路港を拠点に飼料貯蔵、港湾荷役、倉庫・輸送など幅広い物流サービスを展開しており、（1）従業員の7割以上が救急救命講習の講師資格を取得している（2）ハードだけでなく、OB会ネットワークを通じて有事に必要な経営資源を保持し、港湾機能の継続性を確保している（3）港湾BCP協議会のメンバーとして釧路港港湾BCPを策定し、自社でもこれと一体化する形でBCP整備を進めている――といった取り組みを評価した。
また、畜産業向け飼料の供給安定化・効率化を図ることで、オール北海道で進められている食の高付加価値化に向けた同社の取り組みを、地域元気プログラムの対象として認定し、融資を実施した。
BCM格付融資は、同行が開発したスクリーニング（格付）システムにより、企業の防災・事業継続への取り組みを評点化し、優れた企業を選んで評価に応じた融資条件を設定する融資メニュー。
地域元気プログラムは、地域ごとの強みや潜在力を活かした成長を後押しする同行独自の取り組みで、北海道支店では、「北海道の成長を牽引する食のバリューチェーン強化」をテーマのひとつにして、北海道の企業に対して情報面・資金面でのサポートに取り組んでいる。
