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国交省、南部経済回廊で越境物流システムの実証事業

2016年1月27日 (水)

行政・団体国土交通省は27日、2月上旬に2015年度物流パイロット事業として、タイ-ミャンマー間で南部経済回廊を活用した越境物流システムの実証事業を実施すると発表した。

ミャンマー南部ダウェーで、東南アジア最大規模の「ダウェー経済特区」の開発に日本が参加を表明する中、今後のダウェー開発を視野に、南部経済回廊を活用したタイ-ミャンマー間で新たな物流システムの実証事業を行う。

国交省、南部経済回廊で越境物流システムの実証事業

日本、ミャンマー、タイの3か国は昨年7月、ダウェー開発を共同で進めることを柱とした意図表明覚書に署名。ダウェー経済特区は、タイを中心としたメコン地域の産業とインド・中東・アフリカの市場を結ぶ拠点として期待されている。

併せて、この特区の開発に伴いタイ-ミャンマー間を結ぶ南部経済回廊の整備も期待されており、今後、この区間では物流の拡大が見込まれている。

今回の実証事業では、バンコクとダウェーを結ぶ南部経済回廊(タイ・プーナムロン-ミャンマー・ティキ国境ルート)を活用したタイ-ミャンマー間で、新たな越境物流システムの実現に向けたパイロット事業を行う。

第三国間向け貨物を含む混載輸送のトライアル輸送を実施し、オペレーション上、制度上の課題を調べる。