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商船三井系の宇徳とJEX、物流事業統合へ検討開始

2016年2月12日 (金)

ロジスティクス商船三井傘下の宇徳は12日、同じく商船三井子会社のジャパンエキスプレス(JEX)の事業のうち、海外引越を除くすべての物流事業を取得する方向で検討と交渉を開始する、と発表した。7月1日の取得を目指す。

宇徳は港湾、プラント、物流事業を中心とした事業構成となっているが、重量物輸送以外は「競合大手と比較し規模で劣位にあることは否めず、最も強化しなければならない事業分野」と認識。

ジャパンエクスプレスは海外引越事業のほかに倉庫保管、通関、国際輸送などの物流事業を展開し、幅広いサービスメニューが特徴となっているものの、個々の規模が小さく「コスト競争力を維持するためには、規模の拡大が必須」となっている。

両社はともに商船三井の連結子会社で、共通する事業分野が多く、「このままの状態で物流事業を継続しても将来的な発展性が見通せない」との判断から、ジャパンエクスプレスの物流事業を宇徳に集約し、事業基盤を強化する方向で動き出した。

ジャパンエクスプレスが宇徳に譲渡する事業の範囲は、「海外引越とその関連業務を除く全事業」を基本として検討、交渉する。