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インプレス総研調べ

ドローン市場規模、20年度に11倍へ拡大

2016年3月18日 (金)

調査・データインプレス(東京都千代田区)のシンクタンク部門「インプレス総合研究所」は、このほど発行したレポート「ドローンビジネス調査報告書2016」の中で、国内のドローンビジネス市場が2015年度104億円、20年度には1138億円に拡大するとの予測を発表した。

報告書によると、15年度の日本国内のドローンビジネスの市場規模は104億円で、16年度には前年比91%増の199億円に拡大。20年度には15年度の11倍となる1138億円に達する見込み。

15年度はサービス市場が61億円と58.6%を占め、機体市場が33億円(31.7%)、周辺サービス市場が10億円(9.6%)となっているが、20年度にはサービス市場が678億円(15年度比11倍)、機体市場が240億円(7倍)、周辺サービス市場が220億円(22倍)といずれも飛躍的に拡大する見通し。

サービス市場ではすでに農薬散布や空撮など、一部の市場が確立しているが、今後は屋内を含む測位技術や群制御技術など、ドローン関連技術の開発・研究・実用化が支えとなり、橋梁などの検査や測量、精密農業、物流、防犯監視などの分野でドローンの活用が進む。周辺サービス市場では、機体の稼働台数に比例する形で、保険やメンテナンス市場が拡大していく。

■詳細
https://r.impressrd.jp/iil/drone2016