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船腹量の世界シェア18%に

国内大手3社含む6船社が新アライアンス設立に合意

2016年5月13日 (金)

ロジスティクス日本郵船、商船三井、川崎汽船の国内海運大手3社は13日、ハパックロイド(独)、韓進海運(韓国)、陽明海運(台湾)と6社で新たなコンテナ船運航アライアンス「ザ・アライアンス」を設立することで合意したと発表した。日本の海運大手3社がそろって1つのアライアンスを構成するのは初めて。

6社のコンテナ船は合わせて620隻を超え、船腹量も世界シェアの18%(350万TEU)を占める、海運業界を代表するアライアンスとなる。アジア/欧州・地中海航路、アジア/北米西岸・東岸航路、大西洋航路、アジア/中東航路といった東西航路を対象に、当初の合意期間を5年と定め、2017年4月頃からサービスを開始する方針で、今後、関係当局からの承認取得など必要な手続きを進める。

新アライアンスのサービスでは、既存の充実した船隊に加え、今後竣工する最新鋭の大型コンテナ船を段階的に投入し、より広範なネットワークを形成するとともに、高いスケジュールの順守率を目指す。

またアジア、北米、欧州、地中海、中東の寄港地を増やし、直行サービスを充実させることにより、高頻度で競争力のあるトランジットタイムを提供する。