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京都機械工具、「次世代作業」追跡システムの開発本格化

2016年6月22日 (水)
京都機械工具、「次世代作業」追跡システムの開発本格化

▲作業トレーサビリティシステム

サービス・商品作業工具メーカーの京都機械工具(京都府久御山町)は21日、工具・測定機器、ウェアラブル端末と作業トレーサビリティシステムを連携し、モノとヒトの作業のすべてをつなぐ次世代作業トレーサビリティシステムの開発を本格化させる、と発表した。

工具・測定機器とウェアラブル端末をソフトウェアで統合し、作業手順や作業記録のデジタル化により作業性・安全性を高めつつ、コスト削減、作業品質を向上させる。

同社は6月24日まで東京ビッグサイトで開催される「第20回機械要素技術展」にブース出展し、スマートグラスによるトルク値の確認、作業完了状態の自動撮影、RFIDによる締結ボルトの自動認識といった、IoT機能を体感する機会を提供する。

鉄道車両、航空機といった大型輸送機や機械、プラント設備の製造、保守作業では、ボルトの締め付けトルク管理などに厳密な作業手順と作業記録が求められているものの、実際にはこれらの作業を人の手に頼っており、作業場所・締結部位の特定、作業証跡記録、作業方法の適正検証作業でヒューマンエラーの発生が課題となっている。