プロロジス、千葉･市川地区3件目の物流施設を開発

拠点・施設プロロジスは6日、千葉県市川市の所有地でマルチテナント型の賃貸物流施設「プロロジスパーク市川3」の開発に着手する、と発表した。すでに総面積の50％で大手物流企業と賃貸借契約を結んでいる。8月末にも着工する計画。

開発予定地は東京都心部から20キロ圏内の湾岸エリアに位置し、首都高速湾岸線千鳥町ICまで車で5分と近く、東京都心部へにアクセスしやすい。周辺にはECや通販企業を中心に、アパレルや日用雑貨を取り扱う物流施設が多く集積しており、2017年度内には東京外かく環状道路高谷IC（仮称）が開通することになっている。

また、JR京葉線市川塩浜駅から徒歩10分と通勤の利便性も高く、豊富な周辺人口とともに、入居企業の雇用確保で強みとなる。市川エリアでは稼働率が安定しているプロロジスパーク市川1・2に続く、同社3棟目のマルチテナント型施設となる。

施設は2万6500平方メートル（8000坪）の敷地に、延床面積6万4400平方メートル（1万9500坪）の4階建てマルチテナント型施設として開発。各階に40フィートコンテナトレーラーが直接乗り入れることができるランプウェイを備え、各階1万2500平方メートル（3800坪）のワンフロアオペレーションが可能となる。

24時間365日の操業を想定し、常時有人警備を実施。入居企業の事業継続性にも配慮し、緊急地震速報システムや衛星電話の導入、非常用電源の設置を予定している。庫内を含め、施設全体にLED照明を採用するとともに、屋上には1.1メガワットの太陽光発電を設置するなど環境負荷軽減にも取り組む。館内には無線LANや有線放送（BGM）を導入したラウンジ、喫煙所などの設置を計画している。

■「プロロジスパーク市川3」計画概要
名称：プロロジスパーク市川3
所在地：千葉県市川市塩浜
敷地面積：2万6457平方メートル（8000坪）
延床面積：6万4385平方メートル（1万9470坪）
構造：鉄骨造、地上4階建て
着工：2016年8月末
竣工：2017年12月