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日本郵船、売上2割減り純損益120億円の赤字計上

2016年7月29日 (金)

ロジスティクス日本郵船が29日に発表した4-6月期決算は、船腹供給が過剰ななかで新造船が相次いで竣工し、運賃修復が進まなかった影響で市況が「極度に低迷」。定期船・不定期船・航空運送の主要事業がいずれも2割を超える減収を記録し営業損益、経常損益、最終損益すべての段階損益で赤字に陥った。

日本郵船
2016年4-6月期決算
当期実績(百万円)
(前年同期比)
対売上高利益率
売上高
470,759-20.0%
営業利益
-10,963----
経常利益
-9,924----
当期純利益
-12,788----

こうした「惨状」を踏まえ、同社は中間・通期業績予想を大幅に下方修正。中間業績は売上高9715億円(前年同期比18.9%減)、営業損益1960億円の損失、経常損益1700億円の損失、最終損益2650億円の損失を見込む。

通期は売上高が大台の2兆円を割り込み1兆9920億円(前期比12.3%減)、営業損益ゼロ(100%減)、経常損益50億円の利益(91.7%減)、最終損益150億円――と、下期に多少の持ち直しを織り込む。