ロジスティクス日本通運が29日に発表した4-6月期決算は、米国西岸の港湾混雑の影響で航空貨物が増加した前年の反動から、警備輸送を除くすべてのセグメントで減収となった。
日本通運 | 2016年4-6月期決算 |
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当期実績(百万円) | (前年同期比) | 対売上高利益率 |
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売上高 | 449,511 | -5.2% | |
営業利益 | 10,778 | 2.1% | 2.4% |
経常利益 | 13,584 | 2.4% | 3.0% |
当期純利益 | 7,371 | -10.1% | 1.6% |
営業利益は利用運送費や外注費、燃油費が減少したことに加え、ワンビシアーカイブズなど新たに連結化した会社が寄与、2.1%の増益となった。
今後は国内で企業収益の下振れによる荷動きの低迷、海外でも中国など新興国経済の成長鈍化による輸送需要の減少、円高による為替の影響が予想されるとして、通期は売上高1兆8440億円(3.4%減)、営業利益570億円(4.1%増)、経常利益630億円(1%増)、最終利益360億円(1%増)を見込む。