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日新・1Q、昨年の反動減と中国の景気減速響く

2016年8月5日 (金)

ロジスティクス日新が5日発表した4-6月期決算は、中国・アジアの景気減速や昨年の北米西岸港湾混乱からの反動減、国内港湾で輸出入貨物の減少、船社再編による日本寄港船の減少などが響き、減収減益となった。

2016年4-6月期決算
当期実績(百万円)
(前年同期比)
対売上高利益率
売上高
48,347-4.2%
営業利益
1,294-7.3%2.7%
経常利益
1,5214.4%3.1%
当期純利益
924-3.6%1.9%

日本では海上貨物が運賃下落と為替の影響で減収、航空貨物は増益を確保したが、航空運賃の燃油サーチャージが減少したことで減収となった。港湾関連は食品関連や建設機械などを中心に安定した在庫状況で収益に寄与。ターミナル事業は、南米航路などの船社再編で取扱隻数が減少したほか、中国航路も取扱量が減少傾向で推移した。

海外では、米州で減収増益、欧州は英国で自動車イベント関連部品の航空輸出取り扱い、ポーランドの配送センター業務が堅調に推移し、増収増益となった。アジアはタイ、フィリピンで、昨年の北米西岸港湾混乱の反動減により減収減益となった。

中国では、倉庫保管業務や国内配送業務などが伸長し、現地通貨ベースで増益を確保したが、航空運賃や燃油サーチャージの下落、為替の影響で円換算額では減収減益となった。

通期は売上高2100億円(4.1%増)、営業利益60億円(7.4%増)、経常利益62億円(5.3%増)、最終利益40億円(25.1%増)を見込む。