ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

山武、サウジでバルブ事業の合弁設立へ協議開始

2012年2月1日 (水)

拠点・施設山武は1月31日、海外事業強化の一環として、サウジアラビアでのアドバンスオートメーション事業を拡大するため、同国のタラワット社との間で合弁による調節弁の製造販売、同社のプロセスオートメーション製品、ファクトリーオートメーション製品の販売、エンジニアリング、関連サービスを手がける現地法人設立に向けた協議を開始することに合意したと発表した。

 

新会社は秋までに設立し、工場建設に着手、2013年秋から生産を開始する。生産は大口径調節弁の組立てからスタートし、将来的にはライフサイクルを通じてのソリューションへと拡大していく。製品はサウジアラビア国内向けの販売だけでなく近隣諸国への輸出も計画している。

 

タラワット社は工業市場から不動産までを対象に投資・事業開発を行う会社で、石油化学プラントなどへの出資実績があり、同国でのプラント市場客先に高い認知度を持っている。

 

新会社の資本金は2億円を予定しており、出資比率は山武が51%、タラワット社49%で、売上は2015年に20億円を計画。将来的にサウジアラビア人を主体としたオペレーションを目指して積極採用することを検討している。そのため、既に中核となる人材を日本でトレーニングしている。

 

今回の現地法人設立は、サウジアラビアへの投資を検討する日本企業の支援などを主な活動とする「日本・サウジアラビア産業協力タスクフォース」の支援を受けている。