メディカル都築電気は1日、千葉県松戸市の新東京病院にクラウド型動態管理・運行管理サービス「TCloud for SCM」を導入したと発表した。物流領域で使われてきた運行状況管理サービスを救急車両の運用管理に応用し、救急車両や救急救命士の活動状況をリアルタイムに共有できるようにした。
新東京病院は年間5000件の救急搬送を受け入れる急性期病院で、救急車両の増加に伴い、電話による情報共有や手書きの記録管理が業務負担となっていた。物流向けシステムのセミナーをきっかけに、車両や人の動きをリアルタイムで把握できる同サービスに着目し、医療現場での活用を検証して導入に至った。
「TCloud for SCM」は、スマートフォンを使って車両や人の動態を管理し、サプライチェーン・ロジスティクス領域の業務データを収集、可視化、分析するサービス。アプリ上のボタンの位置や名称、数を変更できるなど、現場ごとの運用に合わせやすい点を特徴とする。都築電気は、物流業向けに20年以上取り組んできた知見をもとに開発しており、物流以外の業種にも展開しやすい設計としている。
新東京病院では、導入により出動1回あたりの電話本数を平均10本削減した。各種記録の正確性向上や、記録業務に伴う救急救命士の心理的負担の軽減にもつながり、患者対応に集中しやすい環境づくりを進める。最新システムを活用する姿勢が、救急救命士の採用活動にも副次的な効果をもたらしているという。
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