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2月1日から供用開始

大阪港夢洲に西日本最長の大水深ターミナル完成

2017年1月30日 (月)
大阪港夢洲に西日本最長の大水深ターミナル完成
空白

ロジスティクス近畿地方整備局は30日、大阪港に西日本最長の大水深コンテナターミナルが完成したと発表した。夢洲(ゆめしま)地区で2013年度から進められていた、夢洲コンテナターミナルの岸壁部を250メートル延伸する工事が1月末に完了し、2月1日から既存施設との一体運営が開始される。

これまで、大型コンテナ船3隻分の岸壁延長に対し、利用の集中する日には大小8、9隻が入港しており、今後の需要増加に対応する必要があった。延伸部の完成により、連続1350メートルの西日本最長の大水深コンテナターミナルとなる。日本最長のコンテナターミナルは東京港大井コンテナ埠頭で水深15メートル、全長2354メートル(大型コンテナ船7隻分)。

大阪港は背後圏に2100万人の大消費地を抱えて、日用品、雑貨、衣類、食料品、電化製品などの輸入拠点となっている。これらの貨物は主にコンテナに詰められ、中国、韓国、東南アジア、豪州、北米などからコンテナ船で運ばれてくるが、多くは週末のセールに最適なスケジュールで輸入、配送されるため、限られた曜日に船舶が集中する傾向が見られ、利用が集中する日には大小8-9隻が入港していた。

(画像:出所・近畿地方整備局、2016年8月撮影のコンテナ船の同時接岸の状況)