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三井造船、エコシップ「neo60BC」21隻目が竣工

2017年2月7日 (火)

荷主三井造船、エコシップ「neo60BC」21隻目が竣工三井造船は6日、千葉事業所で建造していたジェノアシッピングアンドインベストメントリミテッド社(マーシャル諸島)向け6万重量トン型ばら積み貨物船「デザートハリアー」を完成し、2月1日に引き渡したと発表した。

三井造船の環境対応・低燃費船ラインアップ「neoシリーズ」の第三弾で、6万重量トン型バルクキャリアー「neo60BC」としては21番船となる。

デザートハリアーは4基のクレーンを装備した5ホールド(貨物艙)の汎用バルクキャリアーで、従来のパナマックス幅で載貨重量6万トン以上を確保し、従来船型から大型化しながらも、港湾や航路の汎用性を維持。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などのバラ積み貨物に対応するほか、長尺物やホットコイルといった半製品の輸送にも適している。

船首、船尾には新開発の省エネ船型を採用し、平水中の抵抗推進特性だけでなく、波浪中の耐航性や操縦性にも配慮。長さ・幅ともこのクラスでは最大級のハッチ開口を持つ。

■主要目
全長:199.99メートル
幅(型):32.25m
深さ(型):18.5メートル
総トン数:3万4507総トン
載貨重量トン数:6万447メトリックトン
主機関:三井-MANB&Wディーゼル機関6S50ME-B9.3(1基)
航海速力:14.5ノット(常用出力)
最大搭載人員:24人
船級:ABS
船籍:マーシャル諸島共和国
引渡日:2017年2月1日