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センクシア、工場・倉庫向け鉄骨造耐震補強事業に参入

2017年2月15日 (水)
センクシア、工場・倉庫向け鉄骨造耐震補強事業に参入
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産業・一般建材機器、チェーンの製造・販売、関連工事を手がけるセンクシア(東京都江東区)は15日、工場・倉庫向けの鉄骨造耐震補強事業に新たに参入すると発表した。

既存の工場・倉庫の耐震化は柱をコンクリートで覆う「RC根巻き補強工法」が一般的となっているが、同工法は生産活動への影響が避けられないだけでなく高いコストと長い工期が求められている。このため「導入に踏み切る企業が少なく、結果的に工場・倉庫の耐震化はそれほど進んでいない」(センクシア)。

センクシア、工場・倉庫向け鉄骨造耐震補強事業に参入同社は自社工場の耐震化を機にRC根巻き補強工法に替わる「スマートフィット工法」を新たに開発。この工法は基礎柱形内にあと施工アンカーを打設することで補強材が周囲に大きく張り出さずに柱脚の曲げ耐力・剛性を向上させるもので、構造実験により補強効果の確認を行い、日本建築総合試験所(GBRC)の性能証明を取得した。

同工法を中心に「鉄骨造耐震補強システム」として、生産活動への影響を最小限に抑える耐震補強を提供する。まずは関東圏を中心に販売を開始し、段階的に全国展開する。