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キュラーズ調べ

トランクルーム市場、3年後に200億円拡大か

2017年2月22日 (水)
トランクルーム市場、3年後に200億円拡大か、キュラーズ調べ
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調査・データトランクルーム事業を運営するキュラーズ(東京都品川区)が22日に公表したトランクルームの市場規模と成長予測調査結果によると、屋内外を合わせた市場規模は、2008年当時と比べて2倍の500億円を突破した。

同社は「今後も同等の市場拡大が続くとした場合、東京オリンピックが開催される20年には700億円を超える規模へと成長する可能性を秘めている」と、残る3年で新たに200億円規模の需要が拡大する可能性があるとの見方を示した。

これまでにトランクルーム店舗数は8000店舗へと増加しており、ファミリーレストランの9400店舗に近い水準となった。このうち屋内型トランクルーム市場はキュラーズ(シェア25%)、ライゼボックス(14%)、ハローストレージ(11%)の上位3社が市場全体の50%を占める。

トランクルーム市場、3年後に200億円拡大か、キュラーズ調べ

国内の屋内型トランクルームサービスの普及率は0.3%とされており、300世帯に1世帯が利用している状態で、「セルフストレージ先進国」といわれる米国では10世帯に1世帯がセルフストレージを利用していることから、日本は比較的低い水準にある。

国内の延べ室数は37万室を超え、国内外から「成長著しい新たな投資領域」として注目度が高まっているほか、メディアが取り上げる機会を増やしたことで、市場の認知が急速に浸透しつつある。なお、米国では1984年の7000施設から09年には5万施設へ25年間で施設数が7倍以上に急拡大している。