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豊田通商、ベトナムで洗剤サプライチェーンを強化

2012年3月7日 (水)

拠点・施設豊田通商は7日、ベトナムに洗剤原料の新会社を設立し、生産量を倍増させると発表した。

 

台湾の化学品製造会社「フォルモサンユニオンケミカルコーポレーション」(FUCC)と昨年8月に設立した洗剤原料の製造・販売会社「ソフトインダストリーコーポレーション」(SIC)が、工場の建設に着工したもの。2013年2月に稼働を開始する。

 

これにより、豊田通商は洗剤事業で一貫したサプライチェーンを強化し、内需や輸出の拡大で成長を続けるベトナムだけでなく、アジア全域へ洗剤原料の安定供給を行う。

 

SIC社で製造するリニアアルキルベンゼンスルホン酸(LAS)は、主に衣料用粉末洗剤などに使用される界面活性剤。豊田通商は95年からベトナムでのLASの製造に携っているが、ベトナムで日用洗剤に対するニーズが高まっており、今後も需要の増加が見込めるため、新会社を設立することで17年までに生産量を倍増し、現地市場ニーズに対応する。