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ホンダ、インドネシアにスクーターモデル専用拠点新設

2012年3月13日 (火)

拠点・施設本田技研工業は13日、インドネシアの二輪車生産・販売合弁会社「アストラ・ホンダ・モーター社(AHJ社)がインドネシア市場の旺盛な需要に対応するため、スクーターモデル専用に年間生産能力110万台規模の第四工場を建設すると発表した。

 

AHJ社の年間生産能力は、第四工場の建設により既存の3工場と合わせて530万台となる。ジャカルタ中心部から東に約70キロメートルにあるブキットインダ工業団地に建設される第四工場は、2013年秋に稼働を開始する。

 

新工場への投資額は約3兆1280億ルピア(約275億円)で、新たに約3000人の従業員を採用し、既存工場と合わせた従業員は約2万1000人となる。CO2排出量の削減、風力発電やソーラー発電による自然エネルギーの活用、製造工程の自動化への取り組みを積極化する。

 

インドネシアの二輪車市場は中国、インドに次ぐ世界第三位の巨大市場で、さらなる需要拡大が見込まれている。2011年の総市場は過去最高となる約801万台、前年比109%となった。AHJ社の2011年の販売実績は約427万台と、市場の成長率を大きく上回る前年比125%となり、過去最高の販売台数を更新した。また、2012年の総市場は約870万台まで拡大する見込みで、AHJ社は約480万台の販売を計画している。

 

ホンダのアジア大洋州地域全体の二輪車生産能力は現在約1150万台に達している。経済成長を背景とした旺盛な二輪車需要に加え、グローバルでの輸出拠点としても、アジア大洋州地域内生産拠点のさらなる能力拡大が見込まれている。