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トナミHD、拠点開設費用増で営業益2.3%減

2017年5月9日 (火)

ロジスティクストナミホールディングスが9日発表した2017年3月期決算は、期中に稼動した流通センターの初期費用や連結子会社化した会社ののれんの負担、外形標準課税の負担増などが響き、営業利益が前期比2.3%減の51億1800万円にとどまった。

主力の物流関連事業は、緩やかな物流ニーズの回復が続き、新規流通センターの開設で保管料収入が増加するなどして部門売上高が28億1500万円(2.5%)の増収(1155億9200万円)となった。しかし利益面ではM&A関連の初期費用負担や外部委託費・人的コスト・燃料費の負担増が影響、部門利益は1億5800万円(3.4%)の減益となった。

今期は16年から17年にかけて開設した愛知県清須市の拠点の稼働率を高めて関東・関西・東海で事業領域を拡大するとともに、業務提携・資本提携やM&Aの積極化、運賃・料金の適正収受展開、より働きやすい労働環境の確保などに取り組み、売上高1303億円(3.8%増)、営業利益60億円(17.2%増)、最終利益44億円(17%増)を見込む。

■2017年3月期

期初からの累計実績(百万円)
前年同期比
対売上高利益率
売上高
125,5092.1%
営業利益
5,118-2.3%4.1%
経常利益
5,383-2.7%4.3%
最終利益
3,7626.7%3.0%