ヤマト運輸、クロノゲート推進室を新設

ロジスティクスヤマト運輸は23日、本社組織を4月1日付けで改正すると発表した。

中期経営計画の中核となるグループ複合一貫輸送の実現に向けた準備を早急に行うため「クロノゲート推進室」を経営戦略部内に新設。羽田物流ターミナルを含めたグループの複合戦略はクロノゲート推進室で行い、マテハン機器の導入や施設工事などはネットワーク部へ業務を戻して専門部署で進める。

車型別生産性を管理し、エリア特性に準じた集配車両配置を立案・推進するため、ネットワーク部車両課を業務改革部へ、ネットワーク部調達課も管下店でのコスト管理の徹底・指導の強化、使用状況の管理を目的として、財務部へそれぞれ移管する。

また、横断的な事務改革を進めるため、事務改革部の責任権限を経営戦略部経営戦略課へ移管。グローバル営業部を「グローバル事業推進部」に名称変更するとともに、ヤマトホールディングスの海外事業戦略との連携や、海外宅急便事業の業務管理などを行う「グローバル事業管理課」をグローバル事業推進部内に新設する。

このほか、メール便営業部を廃止し、クロネコメール便の営業関連施策をリテール営業部・法人営業部・グローバル事業推進部で市場別に実施。クロネコメイトの管理は業務改革部、調査ラウンダーに係わる業務は営業戦略部に移管する。ネットスーパーサポートサービス営業推進室・TSS営業推進室・ヤマトグローバルダイレクト営業推進室の3営業推進室を廃止し、市場別・地域別に推進を図る。