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鉄道寸断前にトラック中継、丸和通運とJR貨物

2026年7月31日 (金)

ロジスティクス丸和通運(東京都荒川区)とJR貨物は7月31日、大手飲料メーカー向けに、災害の発生が予見される段階で鉄道コンテナ輸送からトラック輸送へ切り替える「BCP特約付鉄道輸送」を開始したと発表した。台風や豪雨などで線路寸断や長期運休が見込まれる場合、あらかじめ定めた条件に基づき、発側と着側の利用運送事業者が代替輸送を発動する。

(出所:JR貨物、クリックで拡大)

従来の鉄道輸送の事業継続計画(BCP)では、運休などが発生してから代替トラックを手配するケースが多く、緊急時の車両確保や追加費用が課題となっていた。新たな仕組みでは、災害の可能性を事前に判断し、中間の貨物駅を積み替え拠点として活用する。発側と着側からそれぞれトラックを走らせ、貨物駅で中継することで、鉄道の不通区間を補完する。

中継地点には、双方のトラックが日帰り運行できる貨物駅を設定する。長距離の代替輸送を1人のドライバーが担う方式と比べ、拘束時間の長期化を抑えながら輸送力を確保する狙いがある。丸和通運は大手EC(電子商取引)企業向けでも、系列会社のトラックを使った同様の仕組みを先行導入している。

今回の取り組みは、フィジカルインターネットセンターの「モーダルコンビネーションWG」が進める、トラックと鉄道を組み合わせた輸送モデルの一環。同WGでは、鉄道コンテナの一部区間が寸断された際にトラックでリレーする方式や、パレット単位で鉄道混載を利用できる「パレットレール便」も検討している。

両社は、平常時は鉄道輸送を活用しつつ、災害時には事前の取り決めに沿ってトラックへ切り替える体制を広げる方針。ただし、今回の対象区間や輸送量、切り替えを判断する具体的な基準は明らかにしていない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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