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トリドール、兵庫・豊岡に循環型畜産モデルの新会社

2017年7月12日 (水)

荷主讃岐うどん専門店「丸亀製麺」などの外食店を国内外で展開するトリドールホールディングスは12日、兵庫県豊岡市に新会社「トリドールメリリー牧場」を設立したと発表した。

兵庫県内の畜産・酪農農家と関係する企業をつなぎ、新たなビジネスを生み出すことで地域社会への貢献を目指すとして、3日付で立ち上げた。「メリリー牧場」の名称は、同社女子社員による提案で決めたという。

新会社は地域の畜産、農業、自然環境といった多角的に配慮しながら、環境保全と生産性・経済性との調和を図る「循環型畜産モデルのトータルソリューション」の構築を目指す。

具体的には、乳牛を育て、生乳や乳製品を生産する酪農と肉牛の繁殖・肥育から食肉加工・販売業務に関連する「すべての畜産関係農家や企業」をつなぎ、地域の新たな経済活動を作り出す役割を担う。

まずは同社が関係する農家や企業との関係を活かし、近隣の畜産・酪農農家が参加できる「新たな生産・流通の仕組み」を作り出すコンサルティング、事業スキーム構築、検証サポート業務から開始し、段階的に業務の範囲を拡大していく。

同社グループの農業法人いなみ野ファームとも連携し、自社生産を中心に「兵庫県産の安全でおいしい野菜や肉」を使用したレストラン運営も計画。一年後をメドに営業を開始したいとしている。