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「みちびき4号機」打ち上げ成功、18年度の運用開始へ前進

2017年10月10日 (火)

拠点・施設位置情報の精度を高める準天頂衛星「みちびき4号」を搭載したH2Aロケット36号機が10日7時1分、種子島宇宙センター(鹿児島県南種子島町)で打ち上げられた。

(出所:内閣府宇宙開発戦略推進事務局、みちびきウェブサイトをもとにLOGISTICS TODAYが加工して作成)

 

4機体制で2018年度から本格運用をスタートする政府の計画は、すべて打ち上げが完了したことで、大きく前進。松山政司内閣府特命担当大臣(宇宙政策担当)は「来年度からの準天頂衛星システムの4機体制によるサービスを開始し、各種測位サービスを多くの方が円滑に利用できるよう、より、関係者と連携していく。さらに、宇宙政策を担当する内閣府特命担当大臣として、準天頂衛星システムを含む宇宙開発利用の拡大に向けて、引き続き宇宙基本計画を推進していく」との談話を発表した。

みちびきは、米国が運用するGPS(全地球測位システム)と一体利用することで、6-12センチ程度の誤差で位置を測定することが可能になる仕組みで、例えばドライバーの問題でトラックの走行が不安定になったことを位置情報で判断し、事故を未然に防ぐといった利用方法などが想定されている。