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衛星測位システム「みちびき」のデータ活用

CAC、配達運転情報と保険料の連動システム開発

2021年9月2日 (木)

フードシーエーシー(CAC、東京都中央区)は2日、ブロックチェーン技術を活用した「配達員保険システム」の実証実験に着手すると発表した。フードデリバリーサービスの配達員の運転情報と保険料を連動させるもので、衛星測位システムにより危険運転を検知すると保険料が上がり、安全運転の場合は保険料が下がる。

実験は、内閣府などが主催する実証事業公募への採択を受けたもので、高精度衛星測位システム「みちびき」の測位データと、ブロックチェーンによるデータ連携技術を組み合わせる。今月からデータ収集用のアプリと、ブロックチェーンを用いた保険システムの開発を開始し、来年3月まで実験を実施して、フードデリバリーサービス会社や損害保険会社などとビジネス化に向けた検討を進める。

みちびきは「日本版GPS」とも呼ばれる国産の衛星測位システム。内閣府と準天頂衛星システムサービス(東京都府中市)が、2018年度から利活用拡大に向けて実証事業の公募を続けている。

みちびきとブロックチェーンによる位置情報管理システムのイメージ