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ハパックロイド、メタノール対応改造船が完成

2026年6月4日 (木)

国際コンテナ船大手のハパックロイド(ドイツ)は3日、シースパン(カナダ)と共同で進めるメタノール燃料対応改造プログラムにおいて、コンテナ船「シースパン・ヤンツェ」の改造を完了したと発表した。

同船は積載能力1万100TEUのチャーター船で、従来のMAN製エンジンをメタノール燃料にも対応するデュアル燃料エンジンへ換装した。今回の改造は、同型船5隻を対象とするプログラムの第1号案件となる。

対象船は「シースパン・アマゾン」「シースパン・ガンジス」「シースパン・テムズ」「シースパン・ザンベジ」を含む計5隻で、総投資額は約1億2000万ドルを見込む。

▲改造完了したコンテナ船「シースパン・ヤンツェ」(出所:ハパックロイド)

低炭素メタノール燃料を使用した場合、改造した船舶1隻あたり年間3万トンから5万トンのCO2換算排出量削減が可能となる。既存船の活用による船齢延長に加え、燃料選択の柔軟性向上も期待される。

ハパックロイドは2045年までの船隊運航ネットゼロ達成を目標に掲げており、新造船導入や既存船の改修、船隊効率化、代替燃料の活用を進めている。今回の改造は、既存船を活用した脱炭素化の取り組みとして位置付けられる。

物流業界では海上輸送の脱炭素化が課題となる中、メタノール燃料対応船の導入は、国際コンテナ輸送における温室効果ガス削減と持続可能なサプライチェーン構築を後押しする動きとして注目される。

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