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東電物流、Mujinロボットでケース品90%自動化

2026年6月4日 (木)

サービス・商品Mujin Japan(東京都江東区)は4日、東電物流(大田区)の中央支社で、フィジカルAI(人工知能)を活用したロボットケースピッキング自動化ソリューション「MujinRCP」が稼働したと発表した。NX商事のもとで導入され、電力設備工事に使用される多品種資機材のケースピッキング作業を自動化する。

▲ロボットケースピッキング自動化ソリューション「MujinRCP」(出所:Mujin)

システムでは、統合型オートメーションプラットフォーム「MujinOS」がアームロボットと17台の無人搬送車(AGV)を統合制御する。電力インフラ向け資機材は品種や形状、重量が多岐にわたり、従来は人手による重筋作業や専門知識を持つ担当者による出荷作業に依存していた。同一品目でもメーカーごとに梱包サイズや荷姿が異なるため、高い出荷精度を維持するための検品作業も課題となっていた。

MujinRCPは、3Dビジョンと独自のフィジカルAI技術を活用し、多品種ケースを認識して自律的に積み付けを実施する。アームロボットやAGV、パレットストッカーを連携させることで、既存倉庫や基幹システムを活用しながらケースピッキングの自動化を実現した。また、デジタルツイン上で設備稼働状況や作業進捗、在庫情報、出荷実績を一元管理し、検品作業や誤出荷リスクの低減につなげる。

▲検品作業や誤出荷リスクの低減につなげる「MujinRCP」(出所:Mujin)

導入効果として、中央支社におけるケース品取扱量の90%を自動化。ピッキング作業人員は4人から1人へ削減され、対象工程の出荷検品作業もゼロ化した。人車分離による安全性向上や労働災害リスク、身体的負担の軽減も実現した。

東電物流は、ケースピッキングから出荷検品までの工程を自動化することで、限られた人員でも高精度な出荷を継続できる体制を構築した。Mujinは今後、社会インフラ物流や多品種小口物流など、自動化が難しい領域への展開を進め、物流現場の省人化、高精度化、デジタル化を推進する。

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