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ウイングアーク、物流オープンデータコンテストで2年連続表彰

2017年11月27日 (月)

認証・表彰ウイングアーク1st(東京都渋谷区)は27日、フレームワークスが主催する「大和ハウスグループ・フレームワークス次世代ロジスティクスオープンデータ活用コンテスト」のビジネス部門で、2年連続で受賞したと発表した。

このコンテストは、フレームワークスの物流システムに関連したデータをオープンデータとして公開し、物流への新提案を、一般の開発者、研究者、学生などから幅広く募集する企画。今回、ウイングアークの2チームが応募した「物流管制システムV2」と「配送先開拓サービス」の2作品が高く評価され、ビジネス部門で審査員特別賞を受賞した。

物流管制システムは、物流倉庫での「荷積み待ち」、配送先での「荷受け待ち」両面の待ち時間を最小化し、トラックドライバーの体力・メンタル両面での負荷軽減を目指すもの。

物流倉庫ではバース予約システムなどを活用し効率的な運用を目指しているが、現実にはトラックの到着時刻が交通事情により変化し、予定通りに作業が進まないことが多いのが現状だという。

システムではリアルタイムにトラックの位置を把握するとともに、特定地点への到達時に物流倉庫側へ通知を行うことで、予約状況と現実のギャップを把握し、柔軟に作業順番をコントロールすることが可能。

また、「配送先での待ち時間は、荷受け準備が整わないことが原因になることが多い」として、配送先の荷受け担当に対して特定地点の到達時にLINEやメールで通知を送信する仕組みを採用している。

配送先開拓サービスは、「規模の拡大を図りたくとも配送先の新規開拓が能動的に行えず、顧客間の紹介に頼らざるを得ない現状」を解決するために開発。

サービスではドライブレコーダー動画を画像解析し、配送ルート上にある「看板」を自動抽出することで、新規顧客候補を発掘する。さらに新規顧客を獲得した場合には、配送ルートへの組み込みも自動的に算出し、既存業務への影響を抑えて新規顧客を開拓することができる。

また、契約交渉に際しては適切な料金収受を実現するための交渉材料として、ドライバーの運行情報を可視化した「安全性情報」を使用して交渉に当たることが可能となっている。